今回、IT化・デジタル化をしようと思ったきっかけや理由を教えていただけますでしょうか?
当初は紙カルテについて、すぐに書ける点や絶対に情報漏洩の危険がないといった点でこだわりがあったのですが、15年目ともなると紙カルテの量が膨大になってしまい、院内にしまえないのはもちろんのこと、保管のしようがなくなってしまいました。
通常、カルテというのは5年間の保存が義務付けられており、5年間来院がなければ破棄することが可能と法律的にはなっています。
しかし私の気質的に破棄することが難しく、初診の時からしばらくいらっしゃってない方でも、写真も含めて紙カルテを全部保存していました。
いつも困っていたのは、学会発表をたくさんしているのですが、統計を取る際に紙カルテを全て調べなければいけないという、とてつもない労力をかけていまして、とても不便だなと感じておりました。
そこでキレイパスコネクトに出会い、要望も聞いてくださり使いやすい電子カルテなので、このタイミングで導入しなかったらいつ導入するのか、という感じで導入させていただきました。
実際にキレイパスコネクトを導入して、どういった成果がございましたか?
まず、思っていたよりも書くのが簡単でした。
過去に私が小児科に子供を連れて行った際、電子カルテを使っているところを見ると、全然患者の方を見ておらず、ひたすらPCに向かいカルテを書いているイメージでしたが、キレイパスコネクトはそんなことはなく、手書きの文字をそのまま電子カルテにあげることができました。
シェーマも今まで全て自分で顔など書いていたものが、最初から用意されているので他の部分にだけ書き込みができて、非常に使いやすいと思っています。
キレイパスコネクトを導入するとなった時に大きなハードルや課題はありましたか?
まず1つは情報漏洩という部分です。
守秘義務もありますし、そもそもが美容医療の分野は、例えば同じ「綺麗になりたい」というニーズでも患者さんごとのゴールというものが、それぞれ皆さん違います。
ですから、カウンセリングで双方に記録として残すことを大切にしていました。
先生が開業されたクリニックのコンセプトの「美容のかかりつけ医」であり、「ずっと通っていただきたい」という想いを大事にして、記録も残してました。
開業して10周年を迎えるあたりからですが、これから5Gになるとデジタル化が進んでいくのが目に見えていました。ですので、私たちも変化していかないといけないと考えておりました。
ただその一方で、今までの書類管理を電子化するための引き継ぎがなかなかどの業者さんともうまくいかなかったという部分が課題でした。
二宮先生はお医者さんとして現場経験もあり、共感していただける事が多かったですね。
「医療現場の煩わしい業務を効率化したい」「みんなと情報共有をしていきたい」といった私たちの思いとキレイパスコネクトの考えが合致しました。
導入準備から実際の導入までのサポート体制はいかがでしょうか?
不明点や困ったことがあると大体即日にはカスタマーサクセスの方にご対応をいただいていることがほとんどなので、助かっています。
必要のないシェーマの部位があり、「この部位の画像を使うことないからいらない」と伝えたらすぐ削除していただけましたし、タッチペンについても「もう少しペンの太さとか色とかも大きく分かりやすく書けるようにしてくれたら助かる」というと、大体翌日ぐらいにはもうアップデートされてるという、サポート体制で助かりました。
最後にこのようなデジタル化を通じて、今後どういった挑戦をしていきたいですか?
もう今皆さんもスマートフォン持ってらっしゃいますし、自分の既往歴も予約状況など自分でスケジュール管理をして、画像もクラウド上にあり、治療計画や決済もスマートフォンで完結する時代になりつつあります。
クリニックとしても、いつでも必要なデータを引っ張ってこれるような状況を、これからどんどん作っていかないといけないと思いますね。
患者さまの笑顔の為に私たちは美容医療を提供していますが、今まではお電話でご相談をいただいてもカルテをお出しするまでお待たせしてしまっていましたが、キレイパスコネクトを導入してからは、お名前を入力するだけでパッと紙カルテの部分もすぐ参照できますし、お待たせすることがなく、患者様にとってどんどん便利になったと思っています。
いまだに紙カルテにこだわっているドクターもいらっしゃるので、キレイパスコネクトを導入することが、患者様にとっての便利さにもなるということを伝えていきたいです。
幅広い年代が通われるクリニックで
キレイパスコネクトをご利用いただき、
さまざまな成果と今後への期待が
垣間見えて大変嬉しいです。
今後もぜひキレイパスコネクトを
ご活用ください。
とても面白くて、
前に進みたくなるような
貴重なお話をありがとうございました!